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【にゅーたいぷ】[名]
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『機動戦士ガンダム』シリーズに登場する架空の概念。
新しい人類とされる人達を指すが、もともとの概念が曖昧だった事に加え、作品が進むにつれて言葉の意味する事象が広がりすぎたため、はっきりとした定義は困難である。




とうとうファイナル。
2009年の機動戦士ガンダム30周年記念イベント『Feel G』でのキャスト発表からなので、足かけ5年の付き合いになる。
なんか感慨深い(´-ω-)

先日、永井一郎氏の訃報に触れた際、亡くなられたことが心底悲しかったのは当然として、次に思い当たったのがこの作品のことだった。
正直、永井さん無しでは成立しない。
こればかりは代役で済む話ではない。

後に、既に収録を終えていると発表され、無事に完結していることが判明した。
即ち、この『episode7』は永井さんがガンダムに係わった最後の仕事である。

名優の演技を噛み締めましょう。


以降、ネタバレありで。
 
 
『episode6』までは、本編開始前に前回までのあらすじを見せる方式だったんで、今回もそれに倣うと思ってたら始まった映像にびっくりΣ(゚Д゚)

『逆襲のシャア』に加え、ガンダム時代のアムロ、さらにカミーユとジュドーのMS初起動シーン等々・・・
言ってみれば「ユニコーン前史」という内容で、これを『UC』主人公の父親、"カーディアス・ビスト"のナレーションで振り返るといった趣旨。
『episodeEX』という形でソフトにも特典で収録されるんだそうな。

まずこれで泣いた( ;∀;)

普通の方々にしてみればたいしたことない内容なんです。
でも冒頭に1st当時の永井さんのあのナレーションが入ったのね。
やっぱツボに入っちゃって。
「おおっ!」とか感嘆しながら(声には出してないけど)うるっとしてました(´;ω;`)


本編の永井さんはというと、何故"サイアム・ビスト"役を永井さんに依頼したかという話で。

『1stガンダム』の冒頭で1年戦争に至るまでの宇宙世紀史を語っていた者こそが"サイアム"だった。

という設定に基づくもので、そうとなれば代役なんていないわけです。
作劇的には、この物語の裏の主役とも受け取れる立ち位置なんでなおのこと。

さて、最後の仕事である本編は・・・

端折られすぎじゃね?(・ω・;)

"マハディ・カーベイ"だの「風の会」だの、物語の政治的な部分を成していたものを尺の都合でことごとく排除した結果、多分に政治寄りだった"サイアム"の語りも必然的に省略されてましたとさ(;´-ω-`)

嫌な予感はしてたんだよね。
ラプラスの箱の正体が言ってみれば「地球連邦政府の約束」というものだったんで、これがいかに扱いが難しいものかを示そうと思ったら、キッチリ政治の話をしなきゃ伝わらない。
アニメ化に当たって省略してきた部分がまさにそれで、今更がっつり語っても説得力に欠けるというか手遅れというか・・・

なので、この件に関しては、物語の締めである"ミネバ・ラオ・ザビ"による「全世界へ向けてのラプラスの箱のネタ晴らし」もBGM程度の機能しか果たさない始末(;・∀・)
まあ政治劇を売りにしてたわけじゃないんでね。
ある程度許容せざるを得ないんだけど(;´∀`)

でも脚本で言えば人物描写もちょっと・・・
原作じゃ暴走した"リディ"から「ネェル・アーガマ」を守るために命を散らした"マリーダ"さん。
アニメじゃ何の変哲もなく暴走"リディ"に負けただけΣ(・∀・;)
自己犠牲描写がないと幽体メッセージの説得力というか悲壮感というか、なんか台無しな気がした(´・ω・`)

それと、コロニーレーザーのターゲットが原作と違い「インダストリアル7」というコロニーそのものに変わっていた。
これまた尺の都合で「メガラニカ」を分離できなかったせいなんだろうけど、犠牲にする人数が桁違いなんですが(;・∀・)
一政治家と企業経営者がそこまでの判断下すか?
"リディ"についてもそうなんだけど、鬼畜に拍車かけてどうすんだっていう・・・

シリーズ全体を通して、脚本は頑張っていた。
だいたいこの尺で収めろとか無茶なんだ(;^ω^)
ただ、原作のイベントをこなすことに終始して物語の要点を押さえきれなかった感は拭えない。
最後の「真のニュータイプ」絡みだって原作読んでなきゃ何のことだかわからんよあれじゃ・・・


じゃあ面白くなかったのかと聞かれればそんなことはなく。
脚本が残念な分、戦闘シーンに振ってます。
というか、「アニメ版の売りは戦闘描写だ!」と割り切って作ってるのがよくわかる。

「Ζプラス」に「グスタフ・カール」とか、聞いただけで目が輝いちゃうようなMSを出してくる(0゚・∀・)
おまけに「ネオジオング」ですよ。
『episode6』で脚がないと言われていた機体の正体。
ぶっちゃけ"ジオング"とは名ばかりで、実物は「デンドロビウム」+「サザビー」+「α・アジール」といった態。
まあフルアーマーとは名ばかりの「ユニコーン」を相手にするにはちょうど良いのかもしれないけど(;´Д`)

でも何が一番凄かったかって、もうね。

ガンダムUC作画クオリティでの1年戦争名場面再現

これに尽きる。

劇場版三部作のキービジュアルになっていたような場面がほとんどなんで、少しでもガンダムに触れたことがある人なら十分感激できる内容。
1年戦争だけじゃなく、それ以降の作品の場面も書き直してくれてるけど、それは地味目。
でも『Ζ』のニューホンコンがわかる人には感涙ものだよ。
っていうか若干泣いた( TДT)


それともう一つ、原作にはないサプライズがあった。

古谷徹
潘恵子

あえて内容は書くまい。
原作の時点で同人誌扱いされてたけど、これを追加したことでアニメ版は完全な同人になったな(;´∀`)
いやあ、びっくりした(・ω・;)


長いこと付き合ってきたこの作品ですが、尺の都合による脚本の迷走っぷりを差っ引いても十二分に面白い作品でした。
客(主に古参ガノタ)を飽きさせない工夫が随所にあったから、完全に取り込まれた(;´Д`)
クオリティを保ち続けたスタッフさん達には本当に頭が下がります。

なんか、「ガノタやってて良かったな」とかマジで思います。
良い作品に出会えて良かった(`・ω・´)b


そして改めて、永井一郎さんのご冥福をお祈りいたします。
今まで本当にありがとうございました。
 
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