獅子の子落とし
【ししのこおとし】[成句]
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〔獅子は子を産んで三日たつと、その子を千仞の谷に蹴落とし、生き残った子ばかりを育てるという言い伝えから〕
我が子に試練を与え、その才能を試すこと。また厳しく育てるたとえにいう。




まずは全うに『リオ五輪』代表選考レースとしての感想から。

"田中智美"の2位は見事だった。
20km過ぎ、25km過ぎ、35km過ぎと3度選手が通る「日銀前交差点」で観戦してたんだけど、25km過ぎの先頭集団で一番不気味だったのが"田中智美"だった。
フォームも位置取りも表情も全く崩さず淡々と走ってて、「ああ、これはペースメーカー外れたら行くな」と。
あくまで優勝を狙って"キルワ"を追ってたという姿勢も、その意気や良し(`・ω・´)b

一旦離されて追いついた"小原怜"も良かったよねえ。
順位なんか付けたくないとすら思えた。

若手も初マラソンで良い記録が出たり、自己ベストを大幅更新したりと好材料が多かった。
女子マラソンとしては近年稀に見る良いレースで、見に行って正解だったわヽ(*´∀`)ノ
 
 
"田中智美"について度々触れられていた、『世界陸上北京』マラソン選考レース、2014年の『横浜国際』。
優勝したにもかかわらず代表に選ばれなかったという例の話である。

個人的には"重友梨佐"を選んで正解だったと思ってる。

あのレースの"田中智美"は完全に「日本人1位」狙いだった。
ペースメーカーが暴走気味と見るや、先頭集団に付こうとせず自分のペースを維持した。
勝負感としては正しい。
陸連が「あのレースの外国人は見劣りする」云々言ってたのは事実で、日本人でも十分対応できた面子。
であれば、ペースメーカーが外れた後は勝負よりも記録を狙って積極的に前に出るべきだった。
当時から派遣設定2時間22分30秒は設定されていたのである。
それに近づこうという素振りすら見せず、牽制してペースを落としたのは減点対象だろう。

対照的に"重友梨佐"はアフリカ勢と戦おうとし、さらに中盤までは派遣設定を狙えるペースだった。
結果的に後半落ちてしまって、"田中智美"と遜色ないゴールタイムではあったけど、「どこを見据えているのか?」という違いは明白だ。

さらに、当時マラソン二回目で自己ベスト26分台の"田中"と、23分台を出した実績がある"重友"。
騒ぎ立てた人も多かったけど、個人的には腑に落ちる決着だった。


そして今回、"田中智美"は当時足りなかった物を全て身につけていた。
レースの目標は日本人1位ではなくあくまで優勝。
オリンピックに出るのではなく、出てメダルを獲る。
誰の目にも明らかな結果を出す。

それに相応しい実力も備わっていた。

こう言っては何だけど、世界陸上に行けなかったのはある意味正解だったんじゃないかなあ。
行けてたら今の"田中智美"は無いと思うんだよね。
突き放されたのが返って良かったんじゃないかと・・・

山下佐知子監督に怒られそうだな(;^ω^)

条件が良かったとはいえネガティブスプリットで、もう少しペースメーカーがまともなら派遣設定も夢じゃなかったわけだし、オリンピックに向けて良い調整をしてもらいたいと思います。



結果論だけど、もっとペース設定速くして記録狙っても良かった気はするなあ・・・
22分30秒切りが2名出たらどうなってたんだろう?
それはそれで見てみたかったかな(;´Д`)
 
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